ドメインのおすすめ購入先や無料で取得する方法

これからサイトを立ち上げる予定の人は、まずドメインを購入する必要があります。ドメインには様々な種類があり、取得料金も異なります。

ドメインの取得サービスは多くあるため、どこで購入すればいいのか悩む人もいるでしょう。この記事では、初めてドメインを購入する人に向けて、おすすめの購入先やドメイン名の選び方などを紹介します。

独自ドメインを購入する方法

独自ドメインを購入するには、レジストラと呼ばれるドメイン登録事業者から希望のドメイン名を申請し、購入する必要がありますレジストラ - Wikipedia)。

レジストラの代表的な企業としては、GMOインターネットBRドメイン株式会社などです。これらの企業が運営するサービスサイトで会員登録をし、ドメインを購入します。

購入方法は至ってシンプルで、会員登録をして、希望のドメイン名を入力し、購入するだけです。Amazonで買い物をするのとあまり変わりないので、購入だけなら至って簡単です。

独自ドメインの購入でおすすめのサービス

多くの企業が独自ドメインの購入サービスを行っていますが、その中でも特におすすめのサービスを紹介します。

おすすめする理由は主に二つで、「利用者数が多くネットの情報が充実している」と「サービスの使いやすさ」です。

お名前ドットコム

お名前ドットコムのキャプチャ

お名前ドットコムは、恐らく日本で一番利用者数が多いドメイン購入サービスです。私も約10年ほど前から、お名前ドットコムでドメインを取得しています。

利用者数が圧倒的に多いため、何かわからないことがあっても、ネットで検索すれば解決策がすぐに見つかる点がメリットです。特にこだわりがなければ、お名前ドットコムで購入しておけば問題ありません。

しかし、サービスの使いやすさなどに関しては、あまり評判がよくありません。お名前ドットコムでドメインを購入すると、抱き合わせ商法的な形で、他のドメインやレンタルサーバーの契約を勧められます。ただ勧められるだけならよいのですが、知らない内に契約が完了して料金を請求されるケースが少なくありません。

実際私も、登録した覚えのないドメインの料金を支払ったことがあります。評判はあまりよくないのですが、他のサービスと大差があるわけでもないので、なんだかんだ私は10年ほどお名前ドットコムを利用しています。

【関連】お名前ドットコムの公式サイト

エックスサーバードメイン

エックスサーバードメインのキャプチャ

エックスサーバードメインは、エックスサーバー株式会社が運営するドメイン購入サービスです。エックスサーバードメインの利点は、同企業が運営するレンタルサーバー「XServer」との連携が容易なことです。

これからドメインを取得し、どのレンタルサーバーを利用するか検討している人は、恐らくXServerが候補に挙がります。私も約10年ほどXServerを利用していますが、月額料金も安く、管理画面の使い勝手も良いです。

なので、レンタルサーバーもセットで決めたい人は、エックスサーバーでドメインとレンタルサーバーを契約すれば、初めてサイトを立ち上げる人でも簡単に進められるでしょう。

【関連】エックスサーバードメインの公式サイト

その他のドメイン購入サービス一覧

ドメイン購入サービスは、お名前ドットコムとエックスサーバードメイン以外にも多くあります。個人的な意見としては、正直どこを使ってもあまり大差はないです。

バリュードメイン

Value Domain(バリュードメイン)も利用者数の多いドメイン取得サービスのひとつです。昔から存在するサービスのため、信頼性も高いでしょう(20周年を突破したみたいです)。運営元はGMOグループです。

CORESEVER(コアサーバー)というレンタルサーバーの同時申し込みで、ドメイン料金が無料になります。コアサーバーは月額390円と料金が安いため、少しでも安くドメインとレンタルサーバーを契約したい人は選択肢に入るでしょう。

さくらのドメイン

さくらのドメインは、さくらインターネット株式会社が運営するドメイン取得サービスです。さくらインターネット株式会社は上場もしている企業ですので、信頼性も高いです。

「さくらのレンタルサーバー」のサービスも展開しており、こちらのレンタルサーバーを利用する人は、さくらのドメインで購入したほうが連携が楽でしょう。

ムームードメイン

ムームードメインは、GMOペパボ株式会社が運営するドメイン取得サービスです。レンタルサーバーとの同時契約でドメインの取得・更新費用が永久無料になります。

ドメインの取得料金一覧

ドメインの取得料金は、各サービスによって多少異なります。上記で紹介した各サービスの主なドメイン取得費用は次のとおりです。

ドメイン料金表 .com .net .jp .co.jp
お名前ドットコム 0円~ 0円~ 0円~ 3,960円~
エックスサーバードメイン 1 1 1 4,136
バリュードメイン 790円 2,278円 1,155円 5,125
さくらのドメイン 3,220 3,182 3,982 8,000円
ムームードメイン 1,728円 1,848  999  4,378 

※2024年11月時点
※1年目の料金

ドメインの取得料金は、キャンペーンなどにより頻繁に変更されることが多いです。お名前ドットコムとエックスサーバードメインは、取得料金がほぼ無料になっていますが、「1人1個まで」の特別価格です。なお、1年を過ぎたときに更新料金がかかります。

これからサイトを立ち上げる人は、そこまで多くのドメインを取得するわけではないと思うので、ドメインの取得料金はあまり気にしなくてもいいと思います。2年目以降の更新料金は、どこを使ってもあまり差がありません。

ただし、「さくらのドメイン」だけ少し料金が高めなので、あえてここでドメインを取得する必要はないかなと思います。

独自ドメインを無料で取得する方法

独自ドメインを無料で取得する方法としては、「キャンペーン時に取得」と「レンタルサーバーの同時申し込み」の二つかなと思います。

料金表のとおり、キャンペーンの有無によっては、1年目の料金が無料になっている場合があります。ただし、2年目以降の更新料金は無料ではありません。2年目以降の更新料金も無料にしたいという人は、「レンタルサーバーの同時申し込み」が選択肢になります。

おすすめは「エックスサーバー」で、ドメインとレンタルサーバーを契約することです。エックスサーバードメインでドメインを購入するときに、レンタルサーバーを同時に申し込むことで、ドメインの料金がずっと無料になります。私も10年ほどエックスサーバーを利用していますが、特に不便を感じたこともないですし、料金も安いです。

ドメインを無料で取得したい人は、ドメインを購入する前にレンタルサーバーを選び、その会社が運営するドメイン取得サービスでドメインを購入するとよいでしょう。

取得する独自ドメインの選び方

ドメインの料金

「.com」や「.net」などのドメインの種類によって、取得費用が変わります。バリュードメインを例に挙げると、「.com」の取得料金は790円ですが、「.net」は2,278円です。

特にこだわりがなければ、取得料金が安いドメインを選んでもよいでしょう。ただし、安いからといって、あんまりマイナーなドメインは選ばないほうがよいと思います。

マイナーなドメインとは、例えば「.asia」や「.click」などです。これらのドメインはあまり馴染みがなく、ユーザーに不信感を与える要因になります。

なので、特にこだわりがない場合は、「.com」や「.net」を選ぶのが無難です。

サービスや運営元の種類

サービスや運営元の種類によって、ドメインを決めることもあります。例えば、ECショップのドメインを選ぶときは「.shop」、東京の情報に特化したサイトを作るなら「.tokyo」といった形です。

また、会社のコーポレートサイトを作る場合は、「.co.jp」を選ぶのが一般的です。「.co.jp」は企業のみが取得できるドメインで、1社につき1つしか登録できません。「.co.jp」でコーポレートサイトを作ることで、その会社が実在していることを証明できます。そのため、「.com」や「.net」などでサイトを作るよりも、信頼性が高くなります。

これから立ち上げるサイトの目的や種類によって、ドメインを選ぶようにしましょう。

【関連】コーポレートサイトとは|作り方や掲載する情報の例

取得できるか否か

ドメインを取得する際は、なるべく短くて覚えやすいドメイン名にするのが一般的ですが、希望のドメインが必ず取得できるとは限りません。

例えば、「abc.○○」という名前のドメインを取得したいと考えたとします。しかし、「abc.com」や「abc.net」はすでに取得されており、購入することができません。

abcのドメイン名の取得可否

どうしても「abc.○○」というドメイン名にしたい場合は、「.inc」や「.site」などを選ぶしかありません。このように、希望のドメインを誰かに取得されているケースは、割とよくあります。

そのため、購入可能なドメインを消去法で選ぶケースも多いです。

まとめ

ドメインを購入する際は、まずは利用するレンタルサーバーを決めてから、購入先を選ぶのがおすすめです。ドメインとレンタルサーバーを同時に申し込むことで、ドメイン料金が安くなるケースが多いためです。

また、利用したドメイン取得サービスの使い勝手が悪いと感じたら、ドメインの移管手続きをすることで変更もできます。例えば、お名前ドットコムからエックスサーバードメインに、ドメインの管理を移す、といった形です。

ドメインを購入する際は、ドメイン名などで後悔しないように、よく考えてから購入手続きを進めましょう。

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